この頃からやってたんだね

加瀬英明さん 最後の著作となった ”自發自奮 私の半成記”より

新聞に載った二重橋で前での土下座している写真に自分が写っているという同区者から手紙をもらった。

<中略>

帰りに宮城(ブログ主注;たぶん”みやしろ”)を拝んでゆこうと二重橋前まで行くとと「報道」という腕章を巻いた記者から「写真を撮るからそこに土下座して欲しい」と言われた。

記者が、やってきた人々をつぎつぎと土下座させた。

何のためかと尋ねると「明日になれば分わかります」とだけ答えた。

その翌日の16日付の「朝日新聞」には前日二重橋前で「......海やかは(ママ)の歌である。 一人が歌ひ始めると全ての者が泣きじゃくりながらこれに唱和した」という実見記が載っている。

 

 

やっぱり、日本の新聞って事実を伝え、議論するジャーナリズムじゃなくて、センセーショナルな見出しで多くを釣り、自分たちのイデオロギーを広めるだけのアジビラにすぎないな。

 

これじゃ、活字メディア云々以前に読者がひく。

販売部数が激減するわけだな。

 

氏はこうも書いている

 

新聞をプロレスと同じような八百長として思って読めば、腹が立つ事もない